第18回大会 (北星学園大学 2006年8月)

社会言語科学会の第18回大会は,以下の予定で行われます.

日時 :2006年8月26日(土)、27日(日)
場所 :北星学園大学
〒004-8631 札幌市厚別区大谷地西2-3-1
TEL:011-891-2731(代表)
交通 :市営地下鉄東西線「大谷地」駅から徒歩5分

大会参加申し込み

  • 参加申し込み受付を開始しました.事前参加申し込みご希望の方は,こちらからお申し込みください.
  • 当日会場での受付もいたします.

参加費用

事前申し込み

一般参加者

 大会参加費懇親会発表論文集(1冊)
会員1,000円5,000円2,000円
非会員3,000円5,000円2,000円

学生参加者

 大会参加費懇親会発表論文集(1冊)
会員1,000円2,000円2,000円
非会員2,000円2,000円2,000円

当日申し込み

一般参加者

 大会参加費懇親会発表論文集(1冊)
会員2,000円6,000円2,000円
非会員3,000円6,000円2,000円

学生参加者

 大会参加費懇親会発表論文集(1冊)
会員2,000円3,000円2,000円
非会員2,000円3,000円2,000円

お知らせ

大会ヘルプデスク(jass-desk[at]bunken.co.jp [at]を @ に変えて下さい)

プログラム

第1日目 8月26日(土)

10:00 — 10:40テーマ講演1 【A館3階 A305教室】 「言語行動の日韓対照 -その成果と問題点-」 講師:生越直樹(東京大学) 司会:井上史雄(明海大学)
10:45 — 12:10研究発表1 【A館3階 A305教室】
10:45 — 12:10研究発表2 【A館4階 A403教室】
10:45 — 12:10研究発表3 【A館4階 A401教室】
12:10 — 13:10理事会 【A館3階 A500教室】
13:10 — 13:40総会 【A館3階 A305教室】
13:45 — 15:15招待講演 【A館3階 A305教室】
「無文字言語のゆくえ ―北方少数民族言語はどう生き残れるか?」
講師:津曲敏郎(北海道大学)
司会:石崎雅人(東京大学)
15:30 — 18:00ポスター発表 【大学会館2階 学生ホール】
18:15 — 20:15懇親会 【大学会館3階 大学食堂】

第2日目 8月27日(日)

10:00 — 10:40テーマ講演2 【A館3階 A305教室】
「会話の科学は可能か」 講師:伝 康晴(千葉大学)
司会:岡本真一郎(愛知学院大学)
10:45 — 12:10研究発表4 【A館3階 A305教室】
10:45 — 12:10研究発表5 【A館4階 A403教室】
10:45 — 12:10研究発表6 【A館4階 A401教室】
13:30 — 14:55研究発表7 【A館3階 A305教室】
13:30 — 14:55研究発表8 【A館4階 A403教室】
13:30 — 14:55研究発表9 【A館4階 A401教室】
15:00 — 18:00ワークショップ
ワークショップ1【A館3階 A305教室】 
「解放的語用論の展開に向けて:その基本理念と応用」 
企画責任者: 片岡邦好(かたおかくによし) 愛知大学
話題提供者: 井出祥子(いでさちこ) 日本女子大学  片桐恭弘(かたぎりやすひろ)公立はこだて未来大学 堀江薫(ほりえかおる)東北大学 岩崎勝一(いわさきしょういち)ICU/UCLA 片岡邦好(かたおかくによし)愛知大学 指定討論者: 石崎雅人(いしざきまさと)東京大学
ワークショップ2【A館4階 A403教室】 
「多人数インタラクションの多様性とダイナミズム-多人数インタラクションでは何が多くなるのか?」 
企画責任者: 榎本美香(えのもとみか)千葉大学/東京農工大学
話題提供者: 榎本美香(えのもとみか)千葉大学/東京農工大学 高木南欧子(たかぎなおこ)神奈川大学 中井陽子(なかいようこ)早稲田大学 藤本学(ふじもとまなぶ)大阪大学 坊農真弓(ぼうのう まゆみ)京都大学 森本郁代(もりもと いくよ)関西学院大学 指定討論者: 高梨克也(たかなしかつや)京都大学/東京大学 伝康晴(でんやすはる)千葉大学
ワークショップ3【A館4階 A401教室】 
「新しい音声バリエーションの研究ー日本における社会音声学の確立をめざしてー」 
企画責任者: 二階堂整(にかいどうひとし) 福岡女学院大学
話題提供者: 太田一郎(おおたいちろう)鹿児島大学 高野照司(たかのしょうじ)北星学園大学 松田謙次郎(まつだけんじろう)神戸松蔭女子学院大学 朝日祥之(あさひよしゆき)国立国語研究所

研究発表

研究発表1:【A館3階 A305教室】

司会:熊谷智子(国立国語研究所)

10:45 AM — 11:10 AM韓国人日本語学習者の「断り」表現の中間言語 -新聞販売員に対する言語スイッチについて-
権英秀(新潟大学)
11:15 AM — 11:40 AM中日母語場面の初対面会話における話題導入のプロセスの比較
楊虹(お茶の水女子大学)
11:45 AM — 12:10 PM接触場面における初級日本語学習者の聞き返しの連鎖について-JSLタイ語母語学習者の場合-
テンヂャローン モンルタイ(お茶の水女子大学)

研究発表2:【A館4階 A403教室】

司会:渋谷勝己(大阪大学)

10:45 AM — 11:10 AM中国朝鮮族と言語状況 -延辺朝鮮族自治州を中心として-
崔 紅女(愛知県立大学)
11:15 AM — 11:40 AM多言語主義と多変種主義:EUの公用語政策とドイツ語規範の多様化
高橋秀彰(関西大学)
11:45 AM — 12:10 PM継承語学習者は言語をいかに捉えているか――民族学校に通学する生徒を対象にして――
竹口智之(関西学院大学)

研究発表3:【A館4階 A401教室】

司会:片岡邦好(愛知大学)

10:45 AM — 11:10 AM折り込みチラシに見られる体験談の特異性-〈主体〉、〈時間(経過)〉を中心に-
大谷鉄平(学習院大学)
11:15 AM — 11:40 AMEmergent Relativity© A Synthesis of Mounting Evidence for Linguistic Relativity, 2000-2006
Yasutaka Aoyama(Kyoto University)
11:45 AM — 12:10 PMAn Analysis of the Organization of Turn-Taking System in Adioukrou Conversation
Kaul Guy(Tohoku University)

研究発表4:【A館3階 A305教室】

司会:佐藤彰(大阪大学)

10:45 AM — 11:10 AMSuppressing laughter in the display of (dis)affiliation
Tim Greer(Kobe University) Usui Yoshiko(Kobe University)
11:15 AM — 11:40 AM物語の相互行為的分析
佐々木泰子(お茶の水女子大学)
11:45 AM — 12:10 PM談話標識の持つ社会心理学的機能 ― 言語と思考と人間関係の相互作用に関する日英比較 ―
籏野智紀(慶應義塾大学)

研究発表5:【A館4階 A403教室】

司会:村井潤一郎(文京学院大学)

10:45 AM — 11:10 AM日本語の非母語話者:日本人の受容態度をめぐって
クリストファー・ロング(東北学院大学)
11:15 AM — 11:40 AMフィラーの挿入が言語スタイル固有の権威に及ぼす影響について ―Ethnolinguistic Vitalityとカタカナ語話者への印象認知から―
海上智昭(名古屋大学) 高井 次郎(名古屋大学)
11:45 AM — 12:10 PM落語「こんにゃく問答」の認知言語学的考察
橘日出来(一般)

研究発表6:【A館4階 A401教室】

司会:堀江薫(東北大学)

10:45 AM — 11:10 AMThere 構文の談話機能
大川裕也(大阪大学)
11:15 AM — 11:40 AM日本語会話における指示詞の反復使用:感情表出機能からみた「なわ張り」概念の再考
成岡恵子(日本女子大学)

研究発表7:【A館3階 A305教室】

司会:岡本能里子(東京国際大学)

13:30 PM — 13:55 PM理解を確かめる質問の位置と形式:「遡及的発話連鎖」研究序説
串田秀也(大阪教育大学)
14:00 PM — 14:25 PM否定疑問文「~じゃない」の機能 -会話の連鎖に注目して-
落合るみ子(日本女子大学)
14:30 PM — 14:55 PM現代地域社会における行為指示のストラテジー ―スタイル切り換えに焦点を当てて―
牧野由紀子(大阪大学)

研究発表8:【A館4階 A403教室】

司会:田中ゆかり(日本大学)

13:30 PM — 13:55 PM日本語における語用論的括弧使用の歴史と現状
木村大治(京都大学)
14:00 PM — 14:25 PMあいさつ表現における言語運用上の待遇関係把握
中西太郎(東北大学)
14:30 PM — 14:55 PM日韓少女まんがにおける擬態語の対照研究
李大年(九州大学)

研究発表9:【A館4階 A401教室】

司会:三宅和子(東洋大学)

13:30 PM — 13:55 PM回答中にやりとりが起こるとき -三者面接調査における回答者間の相互作用-
熊谷智子(国立国語研究所) 木谷 直之(国際交流基金)
14:00 PM — 14:25 PM日本語BBSコミュニケーションにおけるインポライトネス:掲示板投稿者の言語行動
西村由起子(東洋学園大学)
14:30 PM — 14:55 PMCMCの発話交換におけるターン・テイキング・システムの構造的特徴
平本毅(立命館大学)

ポスター発表:【大学会館2階 学生ホール】

15:30-16:45

P-01タイ人学習者向け初級聴解教材開発のための研究 -タイ人学習者の聴解面における音声問題:指導法と教材作成提案-
トーンディノック・スカンヤー(九州大学)
P-03東京圏デパートの多言語状況調査報告
田中ゆかり (日本大学) 上倉 牧子(日本大学) 秋山 智美(日本大学) 須藤 央(日本大学)
P-05日本語第二言語話者の自然会話におけるターンの構築―副詞の使用と非言語行動の共起ー
今村明子(北海道大学)
P-07海外児童・生徒の二言語教育の調査
李 美靜(お茶の水女子大学)
P-09面子意識が依頼表現に及ぼす影響―親密性及び言語による相違性の観点から―
森泉 哲(南山短期大学)
P-11非英語圏における英語方言接触 ― 発音への影響 ―
平野圭子(北九州市立大学)
P-13韓国語のインターネットに見られる新しい表現スタイルとしての名詞化表現
金 廷珉(東北大学)
P-15「読み聞かせ活動」の会話の分析―外国人児童の日本語を介した物語世界との関わり―
齋藤ひろみ(東京学芸大学)
P-17サイバースペースコミュニケーション―媒体の相違とスタイルの比較
八木橋宏勇(慶應義塾大学)
P-19非母語話者との雑談で母語話者が話しにくさを感じる会話の進行
小池真理(北海道大学)
P-21モンゴル語と日本語の補文形式の意味的特徴 ―ウェブ上のニュース、対訳小説のデータから―
ドルジハンダ ジャンバルスレン(東北大学)
P-23本語の主語はなぜ現れにくいのか -社会文化的要因としての「世間」-
高橋道子(日本女子大学)

16:45-18:00

P-02認知意味論によるとりたて詞「も」 ― 「XもX」という特殊な組み立ての意味用法について(1) ―
王 淑貞 (九州大学)
P-04台湾の大学生の言語選択と言語意識
松尾 慎(東海大學)
P-06学習観介在モデルの共分散構造分析による検討
中山 晃(足利工業大学)
P-08ラポートマネージメントとしての発話の重なりの機能 ―日本語話者とインドネシア語話者による「断り」をデータに
藤原智栄美(静宜大學)
P-10公共空間における多言語表示と日本語教育-神戸市の公的多言語表示の事例を題材に-
薄井良子(神戸大学)
P-12中国語母語話者による格助詞習得と述語の他動性の相関に関する一考察
蘇 雅玲(東北大学)
P-14ユーラシアの言語における格の多様性:言語構造のワールドアトラス(WALS)を使用して
野瀬昌彦(東北大学)
P-16コミュニケーションにおける質問―「相手に語らせる行為」としての観点から―
増田将伸(京都大学)
P-18市・区役所ホームページの社会言語学的分析
大塚 徹(専修大学)
P-20日韓語の可能表現の意味的・談話的な特徴に関する対照言語学的研究
李 貞勲(東北大学)
P-22『日本語話し言葉コーパス』を用いた対話と独話の比較-統語的特徴に着目して-
小磯花絵(国立国語研究所)