第30回社会言語科学会研究大会プログラム

Program of the 30th Biannual Meeting of the Japanese Association of Sociolinguistic Sciences


同プログラムのタイトル,発表者情報は,ご投稿頂いた論文原稿に記載の情報にそっております.
お気づきの点がございましたら至急研究大会ヘルプデスクまでご連絡下さい.
ポスター発表1件が中止となりました(2012.8.2).
口頭発表1件が中止となりました(2012.8.30).

●プログラム

第1日目 9月1日(土)
9:30- 受付開始〔文科系中講義棟入口付近〕
10:00- 開会
10:00-12:15 研究発表(口頭発表)
  セッション1〔文学部第1講義室〕
  セッション2〔文学部第2講義室〕
  セッション3〔法学部第3講義室〕※手話通訳付
  セッション4〔経済学部第3講義室〕※手話通訳付
12:15-13:15 昼休み(理事会)
13:15-13:20 開催校ご挨拶〔法学部第1講義室〕
13:20-14:50 招待講演〔法学部第1講義室〕
  講演題目:大規模災害への社会言語学的手法の適用について考える
         ─外国人被災者に「やさしい日本語」支援はどうなされたか─

  講演者:佐藤 和之(弘前大学大学院教授)
  司 会:井上 逸兵(慶應義塾大学)
14:50-14:55 休憩
14:55-15:25 総会〔法学部第1講義室〕
15:25-15:40 大会発表賞受賞式〔法学部第1講義室〕
15:40-15:45 休憩
15:45-18:15 ワークショップ1〔文学部第1講義室〕※手話通訳付
ワークショップ2〔法学部第3講義室〕
ワークショップ3〔経済学部第3講義室〕
18:30- 懇親会〔川内文系食堂〕
   
第2日目 9月2日(日)
10:00- 受付開始〔文科系中講義棟入口付近〕
10:30-11:45 研究発表ポスター発表)〔文学部311・315講義室〕
11:45-12:45 昼休み(各委員会)
12:45-13:50 研究発表(口頭発表)
  セッション5〔文学部第1講義室〕
  セッション6〔文学部第2講義室〕
  セッション7〔法学部第3講義室〕
  セッション8〔経済学部第3講義室〕
13:50-14:00 休憩
14:00-16:30 ワークショップ4〔文学部第1講義室〕
ワークショップ5〔法学部第3講義室〕
ワークショップ6〔経済学部第3講義室〕
   

●口頭発表

第1日目 9月1日(土)
セッション1 10:00-12:15〔文学部第1講義室〕
  司会:栁田 直美(関西学院大学)
10:00-10:30 「小学校外国語活動」における英語習得に関する基礎研究
堀尾 邦子(九州大学)
10:35-11:05 第二言語語彙習得におけるメンタル・レキシコンの構造
―中国語を母語とする上級日本語学習者の運用上の誤用からの検討―

アン,アイビー(大阪大学)
11:10-11:40 テキストマイニングによる外国人児童の作文語彙の分析
―日本人児童の作文との比較から―

森 篤嗣(帝塚山大学),齋藤 ひろみ,陳 楠,フルゲン・マリア・クラウディア・ワカ, 嶌田 陽子(以上,東京学芸大学)
11:45-12:15 学習者と学習環境の相互作用からみたアルゼンチン日系子弟の日本語習得
―会話能力測定法OBCをもとに―

竹村 徳倫(ニューデリー日本文化センター)
   
セッション2 10:00-12:15〔文学部第2講義室〕
  司会:阿部 新(名古屋外国語大学)
10:00-10:30 命令・依頼行為からみる男女の行動規範とイメージ
―「言葉遣い」の実用書を題材に―

増田 祥子(大阪府立大学)
10:35-11:05 「あっ」と「ああ」のコミュニケーション
─女子高校生の自由会話から─

髙岸 美代子(お茶の水女子大学)
11:10-11:40 初対面の会話におけるほめに対する応答の分析
─ほめへの「回避型」応答の再検討─

張 承姫(関西学院大学)
11:45-12:15 悩み語りの返答における「でも」の相互行為分析
-悩みに対する理解の提示を可能にする「でも」について-

安井 永子(名古屋大学)
   
セッション3 10:00-12:15〔法学部第3講義室〕
  司会:本田 弘之(北陸先端科学技術大学院大学)
10:00-10:30 話題選択スキーマとストラテジーの日中対照研究
-初対面会話データを用いて-

趙 凌梅(東北大学)
10:35-11:05 発表中止(発表者の都合による辞退)
11:10-11:40 日中大学生のパーソナル・テリトリーへの言及可否に関する社会心理学的研究
関崎 博紀,許 明子(以上,筑波大学)
11:45-12:15
※手話通訳付
学部生の日本語対面コミュニケーション能力開発を目指した基礎的研究
―日本語母語話者と外国語を母語とする日本語学習者の報告遂行能力のちがい―

坂口 昌子,中西 久実子,由井 紀久子(以上,京都外国語大学)
   
セッション4 10:00-11:40〔経済学部第3講義室〕
  司会:竹口 智之(サハリン国立総合大学)
10:00-10:30
※手話通訳付
グループホームの職員がカンファレンスで未解決となった問題を再提示するひとつのやり方
―マルチモダリティな表現の強弱に着目した相互行為分析―

城 綾実(日本学術振興会/滋賀県立大学)
10:35-11:05 説明の分節化を通じたイメージの共有:科学館新規展示物制作の打ち合わせ場面を事例に
平本 毅(京都大学),高梨 克也(科学技術振興機構/京都大学)
11:10-11:40
※手話通訳付
オノマトペの音韻構造とオノマトペに伴う動作の時間構造
細馬 宏通(滋賀県立大学)
   
第2日目 9月2日(日)
セッション5 12:45-13:50〔文学部第1講義室〕
  司会:榎本 剛士(金沢大学)
12:45-13:15 討論における日本語話者と英語話者のスピーチアクトの違い
吉田 亜美(大阪大学)
13:20-13:50 ビジネス言語の中国語と韓流の韓国語:日本社会の英語イデオロギーへの影響
小林 葉子(岩手大学)
   
セッション6 12:45-13:50〔文学部第2講義室〕
  司会:布尾 勝一郎(国際交流基金)
12:45-13:15 物語における聞き手の参与と語り手の承認
林 始恩(筑波大学)
13:20-13:50 翻訳における意図的な変形プロセスとキャラクタの再創出
―映像メディアの日韓・韓日翻訳を例として―

鄭 惠先(北海道大学)
   
セッション7 12:45-13:50〔法学部第3講義室〕
  司会:本田 明子(立命館アジア太平洋大学)
12:45-13:15 受容過程に生じたトラブルに対処する修復について
--フェイスバランスに注目して--

張 玲玲(北海道大学)
13:20-13:50 まちづくり系ワークショップ・ファシリテーターにみられる言語的ふるまいの特徴:
ビジネスミーティング司会者との比較を通して

村田 和代(龍谷大学)
   
セッション8 12:45-13:50〔経済学部第3講義室〕
  司会:西尾 純二(大阪府立大学)
12:45-13:15 秋田県の掛け合い歌「掛唄」の談話構造
梶丸 岳(日本学術振興会)
13:20-13:50 若者の地方共通語使用にかんする一考察
-ウチナーヤマトゥグチのアスペクトの使用意識調査から-

副島 健作(東北大学)
   

●ワークショップ

 
第1日目 9月1日(土) 15:45-18:15
ワークショップ1〔文学部第1講義室〕※手話通訳付
だれもが参加できる公正な社会をめざして-情報保障とコミュニケーション-
企画責任者: 松尾 慎(東京女子大学)
参加者: 菊池 哲佳(仙台国際交流協会),Morris J.F.(宮城学院女子大学),高嶋 由布子(獨協大学),松﨑 丈(宮城教育大学),打浪(古賀) 文子(淑徳短期大学),あべ やすし(日本自立生活センター/愛知県立大学),大塚 裕子(公立はこだて未来大学),森本 郁代(関西学院大学),岩田 一成(広島市立大学),岡 典栄(明晴学園),手島 利恵(東京女子大学),布尾 勝一郎(国際交流基金)
   
ワークショップ2 〔法学部第3講義室〕
つなぐ言葉としての方言-被災者・支援者・そして研究者-
企画責任者: 小林 隆(東北大学)
参加者: 田中 宣廣(岩手県立大学),櫛引 祐希子(追手門学院大学),竹田 晃子(国立国語研究所)
   
ワークショップ3 〔経済学部第3講義室〕
ナラティブ研究の多様性を超えて:その展開の行き先を考える
企画責任者・話題提供者: 秦 かおり(立教大学)
企画責任者: 佐藤 彰(大阪大学)
話題提供者: 井出 里咲子(筑波大学),岡本 多香子(日本女子大学),饒平名 尚子(フェリス女学院大学)
   
第2日目 9月2日(日) 14:00-16:30
ワークショップ4〔文学部第1講義室〕
「日本語会話データベース 縦断調査編」の構築と展望
-OPIの枠組みを活用した学習者会話データ公開の意義,限界と今後の可能性-
企画責任者: 野山 広(国立国語研究所)
参加者: 嶋田 和子(アクラス日本語教育研究所),岡部 真理子(国立国語研究所),今村 圭介(国立国語研究所)
   
ワークショップ5 〔法学部第3講義室〕
相互行為の中で知識を主張すること-会話分析から見た「情報のなわ張り」-
企画責任者・話題提供者: 杉浦 秀行(茨城大学/University of Auckland)
話題提供者: 遠藤 智子(日本学術振興会/京都大学),黒嶋 智美(産業技術総合研究所),早野 薫(お茶の水女子大学/Max Planck Institute for Psycholinguistics)
   
ワークショップ6 〔経済学部第3講義室〕
会話分析のスペクトラム―その広がりと可能性―
企画責任者: 平本 毅(京都大学)
話題提供者: 城 綾実(日本学術振興会/滋賀県立大学),戸江 哲理(日本学術振興会/奈良女子大学),増田 将伸(甲子園大学),横森 大輔(日本学術振興会/名古屋大学)
指定討論者: 西阪 仰(明治学院大学)
   

●ポスター発表

 
9月2日(日) 10:30-11:45 〔文学部311・315講義室〕
  司会:多々良 直弘(桜美林大学),小西 いずみ(広島大学)
P-01 日本語教師の自己成長と「他者」からの学び-教師経験・年齢の観点から-
手島 利恵(東京女子大学)
P-02 発表中止(発表者の都合による辞退)
P-03 政治リーダーの談話と演技―M. A. Hajerの政策分析方法―
出水 純二(大東文化大学)
P-04 ソーシャルサポートを誰に,どのように求めるのか?-日米比較―
森泉 哲(南山大学短期大学部)
P-05 日本語話し言葉コーパスに現れた形容詞連用形のアクセント
中川 千恵子,田川 恭識(以上,早稲田大学)
P-06 アドレス手段としての視線,発話内容,連鎖構造の関連性
中島 研,榎本 美香,飯田 仁(以上,東京工科大学)
P-07 話題展開がスピーチレベル選択に及ぼす影響の検討
岡崎 渉(広島大学)
P-08 広告における視覚的メタファーの表現様式
天野 美穂子(東京大学)
P-09 インターネットを通じた「心に残るつぶやき」の多言語化
~prayforjapan.jp多言語翻訳プロジェクト参加者へのインタビュー分析を通じて~

遠藤 忍(慶應義塾大学)
P-10 英語による被爆証言の聞き手の追跡調査-米国人学生の理解と伝達の特徴の分析-
大場 美和子(広島女学院大学)
P-11 独話と対話における句末音調の比較-『日本語話し言葉コーパス』を用いて-
小磯 花絵(国立国語研究所)