第31回社会言語科学会研究大会プログラム

Program of the 31st Biannual Meeting of the Japanese Association of Sociolinguistic Sciences


プログラムのタイトル,発表者情報は,発表申込の情報にそっております.
お気づきの点がございましたら至急研究大会ヘルプデスクまでご連絡下さい.

●プログラム

第1日目 3月16日(土)
9:30- 受付開始〔統計数理研究所2F大会議室前ロビー〕
10:00- 開会
10:00-12:15 研究発表(口頭発表)
  セッション1〔統計数理研究所2F会議室1〕
  セッション2〔統計数理研究所3Fセミナー室5〕
  セッション3〔統計数理研究所3Fセミナー室3&4〕
  セッション4〔統計数理研究所3Fセミナー室1〕
12:15-13:15 昼休み(理事会)
13:15-13:20 開催校ご挨拶〔統計数理研究所2F 大会議室〕
13:20-13:35 大会発表賞受賞式〔統計数理研究所2F 大会議室〕
  インターネットを通じた「心に残るつぶやき」の多言語化
  ~prayforjapan.jp多言語翻訳プロジェクト参加者へのインタビュー分析を通じて~

  遠藤 忍(慶應義塾大学)

  初対面の会話におけるほめに対する応答の分析
  ーほめへの「回避型」応答の再検討
  張 承姫(関西学院大学)
13:35-14:35 徳川賞授与式及び記念講演〔統計数理研究所2F 大会議室〕
  <優秀賞>
  話し手の視線の向け先は次話者になるか
  榎本 美香(東京工科大学),伝 康晴(千葉大学)

  <萌芽賞>
  身振りにおけるマイクロスリップと視点の持続性
  古山 宣洋(情報・システム研究機構国立情報学研究所/総合研究大学院大学/東京工業大学),
  末崎 裕康(総合研究大学院大学/日本学術振興会),関根 和生(日本学術振興会)
14:35-14:45 休憩
14:45-17:45 シンポジウム〔統計数理研究所2F 大会議室〕

「ことば」と「考え方」の変化研究:社会言語学の源流を追って

話題提供
  言語と社会とココロの連鎖モデル
  横山 詔一(国立国語研究所)

  山形県鶴岡市における共通語化調査とは
  米田 正人(国立国語研究所)

  鶴岡調査は共通語運用能力のどの側面をとらえてきたのか
  阿部 貴人(統計数理研究所)

  継続調査で「考え方」の変化をどうとらえるか
  ―日本人の国民性調査と岡崎敬語調査から―
  前田 忠彦(統計数理研究所)

  年齢・時代・世代効果を分離するコウホート分析への招待
  中村 隆(統計数理研究所)

指定討論
  方言研究の観点から
  佐藤 亮一(国立国語研究所)

  鶴岡共通語化調査と言語変化研究
  井上 史雄(明海大学)

  社会言語学がWelfare Linguisticsであることの理由
  鶴岡調査の根拠と貢献
  佐藤 和之(弘前大学)

司会
  杉戸 清樹(国立国語研究所)
18:30- 懇親会〔立川グランドホテル〕
懇親会にご出席の皆様には会場へ貸し切りバスがでますのでご利用ください.
   
第2日目 3月17日(日)
9:30- 受付開始〔統計数理研究所2F大会議室前ロビー〕
10:00-11:15 研究発表(ポスター発表セッション1〔統計数理研究所3F・4F リフレッシュコーナー〕
11:15-12:30 研究発表(ポスター発表セッション2〔統計数理研究所3F・4F リフレッシュコーナー〕
12:30-13:45 昼休み(各委員会)
13:45-16:00 研究発表(口頭発表)
  セッション5〔統計数理研究所2F会議室1〕
  セッション6〔統計数理研究所3Fセミナー室5〕
  セッション7〔統計数理研究所3Fセミナー室3&4〕
  セッション8〔統計数理研究所3Fセミナー室1〕
   

●口頭発表

第1日目 3月16日(土)
セッション1 10:00-12:15 〔統計数理研究所2F会議室1〕
  司会:本田 明子(立命館アジア太平洋大学)
10:00-10:30 指示詞の発話機能
-会話推意の観点から-

李 京和(北海道大学)
10:35-11:05 「お客様の声」における自称詞の使用実態
大谷 鉄平(全州大学校)
11:10-11:40 日本語会話の意味交渉
―母語話者同士のやりとりに注目して

赤羽 優子(筑波大学)
11:45-12:15 「~的な」に関する一考察
靳 園元(北海道大学)
   
セッション2 10:00-11:40 〔統計数理研究所3Fセミナー室5〕
  司会:岩田 一成(広島市立大学)
10:00-10:30 演劇の中の身体とことば
―『アンドロイド版三人姉妹』のフィールド調査から見えてくるもの―

坊農 真弓(国立情報学研究所),細馬 宏通(滋賀県立大学)
10:35-11:05 聞き手は「わからない」をどのように可視化するのか
―日独比較マルチモーダル分析―

白井 宏美(慶應義塾大学),片岡 邦好(愛知大学),杉浦 秀行(茨城大学/オークランド大学)
11:10-11:40 組織活動の中での案件/問題の指示:展示制作ミーティング場面を事例に
平本 毅(京都大学),高梨 克也(科学技術振興機構/京都大学)
   
セッション3 10:00-11:40 〔統計数理研究所3Fセミナー室3&4〕
  司会:竹口 智之(サハリン国立総合大学)
10:00-10:30 ターン冒頭部に「もう」を含む発話の相互行為上のはたらき
―質問に対する応答の分析から―

増田 将伸(甲子園大学)
10:35-11:05 親しい会話における聞き手行動
―聞き手の自己開示―

植野 貴志子(日本女子大学)
11:10-11:40 「単位としての会話」に必要な要素とはなにか
―終結の手続きと接触の切断および制度性に着目して―

居關 友里子(筑波大学)
   
セッション4 10:00-11:40 〔統計数理研究所3Fセミナー室1〕
  司会:栁田 直美(関西学院大学)
10:00-10:30 自然会話に現れた常体から敬体へのアップシフトについて
-年上から年下に対する会話と同年齢同士の会話をデータとして-

金 アラン(東北大学)
10:35-11:05 接触場面初対面会話に現れるホスト・ゲスト役割意識の様相
―大阪と大連における社会人調査の比較を通して―

難波 康治,三牧 陽子(以上,大阪大学)
11:10-11:40 大阪府中年層女性の携帯メールの言語的特徴
―話しことばと対照して―

白坂 千里(大阪大学)
   
第2日目 3月17日(日)
セッション5 13:45-16:00 〔統計数理研究所2F会議室1〕
  司会:布尾 勝一郎(国際交流基金)
13:45-14:15 「せーのっ,よいしょ」
―介護コミュニケーションにおける掛け声

BACKHAUS, Peter(早稲田大学)
14:20-14:50 トランプゲームにおけるマルチモーダルなルールの生成
細馬 宏通(滋賀県立大学)
14:55-15:25 相互行為の中の指差し:指差し行為の非指示性
杉浦 秀行(茨城大学/オークランド大学)
15:30-16:00 日本手話による専門用語表現の研究: 表現形式と産出規則の分析
菊地 浩平(国立情報学研究所)
   
セッション6 13:45-16:00 〔統計数理研究所3Fセミナー室5〕
  司会:本田 弘之(北陸先端科学技術大学院大学)
13:45-14:15 大人の声,子供の声,自分の声
―バイリンガル児童による継承語での引用

山下 里香(東京大学/日本学術振興会)
14:20-14:50 日中バイリンガル親子の絵本読み聞かせにおける意味交渉のマルチモダリティ
中村 香苗(淡江大学)
14:55-15:25 語り手の自己反復は恊働構築性に寄与し得ないのか:英語会話のナラティブを分析して
内田 らら(東京電機大学)
15:30-16:00 接触場面初対面会話における異文化成員カテゴリーと話題内容の様相
―言語運用能力およびアイデンティティに注目して―

三牧 陽子,難波 康治(以上,大阪大学)
   
セッション7 13:45-16:00 〔統計数理研究所3Fセミナー室3&4〕
  司会:森 篤嗣(帝塚山大学)
13:45-14:15 謝罪の生起状況と感情体験について
TOKSOZ, Levent(広島大学)
14:20-14:50 インポライトネス: 相互作用におけるフェイス威嚇行為を中心に
河 正一(埼玉大学)
14:55-15:25 関係の変化に伴う相互行為の変容
―ディスコースポライトネスの観点から―

谷 智子(三重大学)
15:30-16:00 ほめに関するほめ手と受け手の交渉
―受け手はいかにほめに対する同意による自画自賛を回避するのか―

張 承姫(関西学院大学)
   
セッション8 13:45-16:00 〔統計数理研究所3Fセミナー室1〕
  司会:阿部 新(名古屋外国語大学)
13:45-14:15 独話での表出内容による「ような」「みたいな」選択の相違
志賀 玲子(一橋大学)
14:20-14:50 日韓政治家の街頭演説における談話展開のストラテジー
―談話標識としての「皆さん」「여러분/yeoreobun/」の使用を中心に―

韓 娥凜(大阪大学)
14:55-15:25 社会言語学的視点を取り入れた話し合い能力育成プログラムの開発と実施
:効果についての一考察

村田 和代(龍谷大学)
15:30-16:00 ストーリー・テリングによる対話から探る言語運用能力の分析
:日本語学習者/日本語母語話者データを比較して

吉田 悦子(三重大学),竹井 光子(広島修道大学),渡辺 文生(山形大学)
   

●ポスター発表

 
3月17日(日) 10:00-12:30 〔統計数理研究所3F・4F リフレッシュコーナー〕
  司会:小西 いずみ(広島大学),多々良 直弘(桜美林大学)
  セッション1 (10:00-11:15)   セッション2 (11:15-12:30)
P-01 対話文における文末形式ノダが与える印象
-日本語中上級学習者と母語話者の違い-

京野 千穂(同志社大学)
P-12 日韓大学生の評価行動に関する社会心理学的研究(2)
-「けなし」の場合-

関崎 博紀(筑波大学),金 庚芬,趙 海城(以上,明星大学)
P-02 「オバサン」の出現と変遷及びそれらの諸相について
-「オジサン」と比較して-

齋藤 佳子(静岡大学)
P-13 「N/Na/Aですか」「V-ますか」による質問の出現位置と話題展開上の機能
筒井 佐代(大阪大学)
P-03 「笑い」は会話を秩序立てているか
奥野 仁美(早稲田大学)
P-14 課題遂行対話における説明の方略
-対話型言語教育への応用

谷村 緑(京都外国語大学),吉田 悦子(三重大学),仲本 康一郎(山梨大学),竹内 和広(大阪電気通信大学)
P-04 「これって方言だったさ」:共同注意の観点から見た北海道方言の終助詞『さ』
井筒 美津子(藤女子大学),井筒 勝信(北海道教育大学)
P-15 繰り返しにおける独話の変化
保田 祥(国立国語研究所),田中 弥生,荒牧 英治(以上,東京大学)
P-05 ことばの使用率と使用場面,「環境」から考察する在日コリアンの言語生活
朴 浩烈(一橋大学)
P-16 「すべらない話」の笑いに潜む「共犯性」
萩原 淳一,白井 宏美,中井 研,津島 真美,土岐 芙美子,荒井 優希(以上,慶應義塾大学)
P-06 法律用語と日常語の語義の違いと連続性
田中 牧郞,宮嵜 由美(以上,国立国語研究所)
P-17 直前の手の位置に着目した自発的ジェスチャーの識別の可能性の検討
牧野 遼作(総合研究大学院大学),古山 宣洋(国立情報学研究所/総合研究大学院大学/東京工業大学)
P-07 非母語話者英語接触経験が国際語としての英語への言語態度に及ぼす影響
―日本人大学生を対象とした多角的混合研究―

花元 宏城(関西大学)
P-18 学会誌『社会言語科学』掲載の会話データ分析を行う論文の考察
―社会的意義への言及の分析をもとに―

中井 陽子(東京外国語大学),寅丸 真澄(早稲田大学),大場 美和子(広島女学院大学)
P-08 首都圏若年層における非標準形使用意識の地理的分布
鑓水 兼貴,三井 はるみ(以上,国立国語研究所)
P-19 日本語の友人同士の会話における「好み」の相違と談話展開
高井 美穂(摂南大学)
P-09 英語による被爆証言と伝達の会話における情報の比較
-聞き手の米国人学生の追跡調査をもとに-

大場 美和子(広島女学院大学)
P-20 旅行についての会話におけるナラティブのタイプとその特徴
三井 久美子(大阪大学)
P-10 接触場面での日本語母語話者による他者修復
―母語話者による理解表示と非母語話者の反応について―

大津 友美(東京外国語大学)
P-21 「発話末」の「みたいな」の相互行為分析
山本 真理(北海道大学)
P-11 日韓大学生の評価行動に関する社会心理学的研究(1)
―「ほめ」の場合

金 庚芬(明星大学),関崎 博紀(筑波大学),趙 海城(明星大学)
P-22 韓国語の公式謝罪文にみられる談話ストラテジー:日韓対照研究に向けての一考察
尹 智鉉(日本大学)