第43回大会(筑波大学 2019年3月)

第43回社会言語科学会研究大会のお知らせ

第43回大会の発表論文集(電子版)が公開されました.詳しくはこちらをご覧ください.
社会言語科学会の第43回大会は,以下の予定で行われます.

日時
2019年3月16日(土)・17日(日)
場所
筑波大学 筑波キャンパス(中地区 第一エリア)
〒305-8577 茨城県つくば市天王台1-1-1
  • 筑波キャンパス内の会場の位置は,こちらこちらのマップをご参照ください.(下の「交通」欄のリンク先ページからもキャンパスマップをご覧いただけます.)
  • 会場の詳細情報は,こちらこちらをご覧ください.
  • 懇親会会場への経路はこちらをご覧ください.
交通
  • つくばエクスプレス「つくば」駅下車.出口A3からつくばセンターバス乗り場へ.
  • つくばセンターバス乗り場6番より「筑波大学中央」行き,もしくは,「筑波大学循環(右回り)」に(10〜15分程度)乗車して,「第一エリア前」バス停下車.目の前が十字路になっています.バスの進行方向を向いて右側手前の横断歩道を渡ったのち,歩道を道なりに進むと陸橋が見えてきます.陸橋の下に階段登り口があります.階段を登りきって右に進むと左手が会場の建物です.(歩道のレベルが建物の1階の高さ,歩道から陸橋の上に登ったレベルが2階の高さとなりますが,大会では2階以上を使用します.)バス停から会場までは,300m弱です.
    なお,つくばセンターの同じバス乗り場から「筑波大学循環(左回り)」に乗車した場合は次のような経路になりますが,こちらの経路には案内役は配置しておりませんので,ご了承ください.「大学公園」バス停で下車.バスの進行方向を逆行して少し歩くと十字路になっています.横断歩道を直進方向に渡った後に右折してください.歩道があるので,そのまま歩道をまっすぐ歩くと陸橋が見えてきます.陸橋の下に階段登り口があります.階段を登りきって右に進むと左手が会場の建物です.
  • 上記いずれの経路も階段を登る必要があります.車椅子等を利用される方は,学会事務局までご連絡ください.別の経路をお知らせします.
  • 「第一エリア前」バス停と「大学公園」バス停から会場までの写真付き案内図はこちらをご覧ください.
  • 大学HPの交通アクセスもご参照ください.

第43回大会シンポジウムについて

第43回大会では,シンポジウム「東京オリンピック・パラリンピックと社会言語科学」を一般公開します.詳細はこちらをご覧ください.

第43回大会参加時の宿泊について(お知らせとお願い)

第43回大会は,「つくば市」および「つくば観光コンベンション協会」からの開催補助金を受けて開催される予定です.コンベンション協会では,開催補助の条件として,一定数の参加者がつくば市内の宿泊施設に宿泊することを求めています.そこで,みなさまには,つくば市内の宿泊施設にお泊まりいただくようご協力をよろしくお願いいたします

社会言語科学会研究大会委員会

大会発表論文集について

  • 第43回大会の発表論文集(電子版)が公開されました.会員もしくは事前参加申込を完了した人は,ダウンロードして読むことができます.
  • 【発表論文集(電子版)のダウンロード方法】は以下の通りです.
    会員の方は,会員専用ページの中に設けられた発表論文集(電子版)へのリンクを辿って,論文集をダウンロードしてください.会員専用ページにログインするには,各自の会員番号とパスワードが必要です.ご自分の会員番号とパスワードをお忘れの方は,会員専用ページへのログインページに記載された方法でご確認ください.
    事前参加申込を完了した方には,「参加申込完了通知」にてお知らせした方法で発表論文集(電子版)をダウンロードしてください.
    非会員で参加申込を完了していない方は,3月4日までは事前参加申込ができますので,ぜひ事前参加申込をなさるようにお願いいたします.当日参加申込をする場合には,大会受付で発表論文集(電子版)のダウンロード方法をお知らせいたします.
  • 【大会当日までに必要なご準備】は以下の通りです.大会会場にはwifi設備はありませんので,ご注意ください.
    会員および事前参加申込をした方は,事前に各自で発表論文集(電子版)をダウンロードして保存または印刷し,お聞きになりたい発表の論文を大会当日に手元で参照できるようご準備ください.発表者には,参加者が論文を手元に持っているという前提で,論文に言及しながら発表を組み立ててよいと通知しています.
    非会員で当日参加申込をする方は,モバイルルーターや携帯電話のテザリング等,ご自身でネットに接続できる機器を必ずご持参ください.

研究発表の申し込みについて

発表応募受付期間: 2018年10月10日(水)~2018年11月6日(火)日本時間17時.研究発表の募集要項の詳細についてはこちらをご参照ください.締切日時の延長はありませんのでご注意ください.

大会ポスターについて

大会ポスターはこちらをご覧ください.

手話通訳について

講演,研究発表などには,ご希望により手話通訳をおつけいたします.ご希望の方は2019年2月7日(木)までに,大会ヘルプデスクにお申し出ください. 全ての発表に通訳はつきません.どの発表や講演に通訳をつけるか,ご希望を明記してください.

問い合わせ先:大会ヘルプデスク jass-desk[at]bunken.co.jp([at]を @ に変えて下さい)

託児補助金支給制度について

大会参加のために託児サービス(有料で託児を行う事業者)を利用した会員に対し,学会が費用の一部を補助します(会員本人の子供に限ります).学会による託児補助の詳細についてはこちらをご覧ください.

事前参加の申込みについて

大会発表論文集の電子化に伴い,研究大会は原則として,みなさまに事前参加申込みと参加費の事前支払いをお願いしております.
事前参加申込み受付期間: 2018年12月7日(金)~2019年3月4日(月).当日参加申込みより,大会参加費,懇親会費がお得になっております.
事前参加申込み・参加費のお支払い方法は,原則として,クレジット決済をお願いしております.ただし,クレジット決済が適わない方は郵便振替をお選びいただくことも可能です.事前参加申し込みの方法は,以下の通りです.会員の方と,非会員・入会申請中の方とでは,申し込み方法が異なりますので,ご留意ください.
参加費・振込方法・領収証・キャンセルについて,詳細はこちらをご覧ください.

● 会員の場合(※受付期間以外は利用できません)

  1. 会員専用ページ」にログインする
  2. 「会員専用ページ」にログイン後表示されるメニューから「研究大会各種申込メニュー」の「画面へ」を押す
  3. 表示される画面下部の「参加申込(新規登録)」を押す
  4. 必要事項を記入したうえで,画面右下の「入力画面」を押す
  5. 登録情報を確認した上で(さらに参加費等の決済方法を「クレジット決済」で選択した方はクレジットカード情報を入力した上で),画面右下の「参加申込実行」を押す

● 非会員・入会申請中の場合 (※受付期間以外は利用できません)

  1. 非会員・入会申請中のログイン番号発行ページ」にアクセスし,ログイン番号とログインパスワードを取得する
  2. 1で取得したログイン番号とログインパスワードを用いて,「非会員・入会申請中ログインページ」からログインする
  3. ログイン後,表示される画面下部の「参加申込(新規登録)」を押す
  4. 必要事項を記入したうえで,画面右下の「入力画面」を押す
  5. 登録情報を確認した上で(さらに参加費等の決済方法を「クレジット決済」で選択した方はクレジットカード情報を入力した上で),画面右下の「参加申込実行」を押す

委員名簿

第43回大会実行委員(敬称略・五十音順)

委員長
高木 智世 (筑波大学)
副委員長
関崎 博紀 (筑波大学)
委員
井出 里咲子(筑波大学)
木戸 光子 (筑波大学)
権 賢貞  (筑波大学)
一二三 朋子(筑波大学)

公開シンポジウム「東京オリンピック・パラリンピックと社会言語科学」

日時
2019年3月16日(土)15:00-18:00
会場
1H棟2階201号室
企画責任者・司会
多々良直弘(桜美林大学)
プログラム
(題目・登壇者)
スポーツ実況中継の対照研究
多々良直弘(桜美林大学)

選手間コミュニケーションの対照研究―試合中の戦術決定はいかになされているか―
八木橋宏勇(杏林大学)

オリンピック放送の「役割語」~外国人選手インタビューの翻訳字幕から~
太田眞希恵(NHKラジオセンター)

スポーツ番組の自動実況・解説放送
熊野正(NHK放送技術研究所)
  • シンポジウム要旨はこちら(PDF)

プログラム

プログラムのタイトル,発表者情報は,発表申込の情報にそっております.
お気づきの点がございましたら至急研究大会ヘルプデスクまでご連絡下さい.

1日目  2019年3月16日(土)

10:00-受付開始〔1C 2階 廊下〕
10:30-開会
10:30-12:10研究発表(口頭発表
セッション1〔1C 403〕
セッション2〔1C 406〕
セッション3〔1C 306〕
12:10-13:20昼休み
13:20-13:25会長挨拶〔1H 201〕
13:25-13:40発表賞授賞式・スピーチ〔1H 201〕
13:40-14:45徳川宗賢賞授賞式・講演〔1H 201〕
・優秀賞:片岡 邦好(愛知大学)
「言語/身体表象とメディアの共謀的実践についてーバラク・オバマ上院議員による2008年民主党党員集会演説を題材にー」
・萌芽賞:遠藤 智子(成蹊大学)・横森 大輔(九州大学)・林 誠(名古屋大学)
「確認要求に用いられる感動詞的用法の『なに』-認識的スタンス標識の相互行為上の働きー」
15:00-18:00公開シンポジウム〔1H 201〕
「東京オリンピック・パラリンピックと社会言語科学」
【企画・司会】多々良 直弘(桜美林大学)
スポーツ実況中継の対照研究 多々良 直弘(桜美林大学)
選手間コミュニケーションの対照研究―試合中の戦術決定はいかになされているか― 八木橋 宏勇(杏林大学)
オリンピック放送の「役割語」―外国人選手インタビューの翻訳字幕から― 太田 眞希恵(NHKラジオセンター)
スポーツ番組の自動実況・解説放送 熊野 正(NHK放送技術研究所)
18:30-20:45懇親会[大学会館レストランプラザ「筑波デミ」]

2日目 2019年3月17日(日)

9:30-受付開始〔1C 2階 廊下〕
10:00-11:15研究発表(ポスター発表)1〔1C 3階 廊下〕
11:15-12:30研究発表(ポスター発表)2〔1C 3階 廊下〕
12:30-14:00昼休み
12:30-13:30JASSカフェ〔1A 203〕
14:00-16:15研究発表(口頭発表
セッション4〔1C 403〕
セッション5〔1C 406〕
セッション6〔1C 306〕

口頭発表

1日目  2019年3月16日(土)

セッション1 10:30-12:10 〔1C 403〕
司会:杉浦 秀行(摂南大学)

10:30-11:00日本語左方転位構文の再検討
―コミュニケーション上の働きに注目して―

居關 友里子(国立国語研究所),大江 元貴(金沢大学),鈴木 彩香(国立国語研究所)
11:05-11:35英語による議論においてどのような要因が日本人の自発的発言を促進するのか
春木 茂宏(近畿大学)
11:40-12:10映像作品(映画)の日本語は字幕翻訳によって何が変わるのか
―日本語のセリフと英語字幕翻訳のテキストマイニング―

保坂 敏子(日本大学),豊田 哲也(青山学院大学),島田 めぐみ(日本大学)

セッション2 10:30-12:10  〔1C 406〕
司会:山本 真理(関西学院大学)

10:30-11:00「へー」と連鎖の展開のかかわりについて
―第三の位置に用いられる「へー」を中心に―

関 玲(筑波大学)
11:05-11:35スポーツ実況で解説を求めること ―「指名質問」とそれに対する応答―
劉 礫岩(NICT)
11:40-12:10日本語の会話に見られる認識的スタンスの調整
中馬 隼人(名古屋大学)

セッション3 10:30-12:10 〔1C 306〕
司会:平田 未季(北海道大学)

10:30-11:00言語使用面から見た日源新詞の受容 ―定着度調査を中心として―
張 暁娜(鹿児島大学)
11:05-11:35ブラジル移民のコイネー形成 ―創始者効果と方言接触理論の検証―
松本 和子(東京大学),フェイジョー フラビア(東京大学),奥村 晶子(東京大学),フォンセカ マルコ(イリノイ大学)
11:40-12:10鶴岡共通語化調査における「方言化」 ―個人追跡データの分析から―
鑓水 兼貴(国立国語研究所)

2日目  2019年3月17日(日)

セッション4 14:00-16:15  〔1C 403〕
司会:舩橋 瑞貴(群馬大学)

14:00-14:30日本語母語話者と日本語非母語話者のキャラクタ表出の比較
―スピーチスタイルに着目した談話分析による質的研究―

荒井 美咲(東北大学)
14:35-15:05トゥールミンモデルを用いた新聞社説の日英比較
―議論の順序と複雑度の観点から―

SPREADBURY  Ash(慶應義塾大学)
15:10-15:40韓国ドラマの日本語訳から見た対称詞運用の日韓対照
金 知垠(大阪府立大学)
15:45-16:15「笑い」に関するオノマトペの日中対照研究
夏 逸慧(東北大学)

セッション5 14:00-16:15  〔1C 406〕
司会:遠藤 智子(成蹊大学)

14:00-14:30自虐的な評価が抱えるジレンマ
―いかにして人は自虐し,それに応じるのか―

岸本 健太(関西学院大学)
14:35-15:05会話の中での学習の達成
―学習の達成を可能にするメタ語用的フレームに注目して―

李 址遠(早稲田大学)
15:10-15:40笑いの相互行為性
―多人数会話における不均衡状態から笑いの共有に至るプロセス―

児島 麦穂(大阪大学)
15:45-16:15外食場面における外部割り込みからの話題再開ストラテジー
小笠 拡子(立命館大学),岡本 雅史(立命館大学)

セッション6 14:00-15:40  〔1C 306〕
司会:宮永 愛子(山口大学)

14:00-14:30日本手話会話におけるろう者の言語使用
―年代別のろう者のマウジング使用頻度に着目して―

岡田 智裕(総合研究大学院大学),坊農 真弓(国立情報学研究所, 総合研究大学院大学)
14:35-15:05福祉事業所の契約書類等における知的障害者向けの言語的配慮
―計量分析および語の言い換え事例を中心とした考察―

羽山 慎亮(名古屋芸術大学),打浪 文子(淑徳大学短期大学部)
15:10-15:40揺れるアイデンティティ
―日本在住日系人へのインタビューナラティブの談話分析―

村田 和代(龍谷大学)

ポスター発表

2019年3月17日(日) 10:00-12:30

司会:伊藤 翼斗(京都工芸繊維大学)

ポスター発表1 10:00 – 11:15〔1C 3階 廊下〕

P-01在日コリアンによる朝鮮語の「名詞的表現」に関して
―朝鮮学校コミュニティを中心に―

權 恩煕(名古屋大学),宇都木 昭(名古屋大学)
P-02身体動作を伴う教授活動における通訳者の参与
―日本舞踊ワークショップにおける通訳,講師,参加者の相互行為―

安井 永子(名古屋大学)
P-03謝罪場面における「事情説明―応答」の連鎖
―日本語母語話者とタイ語母語話者を比較して―

ルンタンヤニティトーン チャナントーン(お茶の水女子大学)
P-04短期留学生の日常会話の相互行為分析
―対照的な人間関係を構築した学生を比較して―

長谷川 敦志(University of Kentucky)
P-05参加者にとって「よい話し合い」とは?
―話し合いにおける「参加感」と「参加行為」の関係―

中村 香苗(淡江大学),宇佐美 洋(東京大学),嶋津 百代(関西大学)
P-06自己表現力を育む自己PRの授業実践
―モデルアカデミーでの談話分析をデータとして―

渡慶次 りさ(慶應義塾大学)
P-07日本語とクメール語における勧誘会話の対照研究
―勧誘内容に関する交渉・相談を中心に―

Kuy Siemkiang(大阪大学)
P-08医師国家試験に出現する特徴的な動詞の分析 ―教育への応用を視野に―
山元 一晃(国際医療福祉大学)
P-09日本人学部生によるインタビュー会話の比較分析
―印象評価・会話データ分析・フォローアップインタビューをもとに―

中井 陽子(東京外国語大学)
P-10会話に見られる沈黙の解釈の多義性 ―語用実践行為として捉える沈黙―
種市 瑛(横浜市立大学)
P-11インタビューにおける成員カテゴリー化の実践
―日本語教師/元日本語教師へのインタビュー―

勝部 三奈子(大阪大学)
P-12LINE会話における日タイの依頼ストラテジー ―「対人配慮」の前置き表現に着目して―
サクンクルー カンスィニー(お茶の水女子大学)

ポスター発表2 11:15 – 12:30〔1C 3階 廊下〕

P-13感動詞「あら」について ―1970年代・1980年代の使われ方に注目して―
加藤 恵梨(大手前大学)
P-14「なんか」による話題開始についての一考察
若松 史恵(一橋大学)
P-15課題達成対話における協働行為とinclusive “we”
―英語を母語とする教師と英語学習者の非対称性に注目して―

谷村 緑(京都外国語大学),吉田 悦子(三重大学),仲本 康一郎(山梨大学)
P-16知的障害者向けのわかりやすい情報の応用可能性に関する予備的検討
―留学生・聴覚障害を有する学生等を対象に―

打浪 文子(淑徳大学短期大学部),大淵 裕美(奈良学園大学)
P-17LINEによるコミュニケーション ―文字を伴ったスタンプに注目して―
服部 圭子(近畿大学),岡本 能里子(東京国際大学)
P-18日本語におけるジェンダー表現の一考察
―「女性」「男性」のコロケーションを中心に―

馬 雯雯(筑波大学)
P-19日本とインドネシアの禁止サインの語用論的分析
―金沢市とバンドン市におけるパイロット調査―

ムティ アフィファー(金沢大学)
P-20教育活動に対するリアルタイムアノテーションの特徴と振り返りにおける効果分析
―小学校におけるプレゼンテーション発表会を例にして―

山口 昌也(国立国語研究所),森 篤嗣(京都外国語大学)
P-21不同意表明に伴う手の動きの日中比較 ―機能分析のための枠組みの提案―
趙 東玲(金沢大学)
P-22漫才対話の「テンポの良さ」を支える発話リズムの同期・変調パターン
本井 佑衣(立命館大学),岡本 雅史(立命館大学)
P-23言語習得はどこまで社会的か?
―社会学習とCDS研究のメタ分析から迫る言語習得の姿―

吉川 正人(慶應義塾大学)
P-24会話力を向上させる聞き手のストラテジーとは
―実際の雑誌インタビューの観察・分析から―

大塚 明子(専修大学)