第26回大会 (大阪大学 2010年9月)

社会言語科学会の第26回大会は,以下の予定で行われます.

日時 :2010年9月4日(土)5日(日)
場所 :大阪大学(豊中キャンパス)
〒560-0043 大阪府豊中市待兼山町1
TEL:06-6850-6111(代表)
交通 :電車
◯阪急電鉄宝塚線「石橋」駅(特急・急行停車)下車,東へ徒歩約20分
モノレール
◯大阪モノレール「柴原」駅下車,徒歩約7~15分

大会2日目については,生協等も含めて一切の店が開いておりません.
恐縮ですが,お昼のお弁当等については,持参することをお勧めします.

事前参加申込み

  • 事前申し込みはこちらからお手続き下さい.
  • 当日より,大会参加費(発表論文集1冊を含む),懇親会費がお得になっております.
  • 事前参加申込み,事前振込共に2010年8月22日(日)24時が締切となっております.

懇親会参加のお誘い

  • 楽しく有意義な会にしたいと考えております.みなさまのご参加をお待ちしております.

2冊以上の発表論文集をご注文の方へ

  • 大会に参加される方(事前参加申込み,当日参加申込みの方)
    参加費に発表論文集1冊が含まれておりますが,さらに発表論文集をご購入いただくことができます.
  • 大会時 追加論文集購入: 1,000円/1冊
  • 大会終了後
    発表論文集は,大会終了後は,余部がある場合にのみ販売いたします.大会後~1年間: 2,000円/1冊(送料別)
    1年後~: 500円/1冊(送料別)

事前参加申込み

参加費に発表論文集1冊が含まれております.

一般参加者

 大会参加費懇親会
会員3,000円3,000円
非会員5,000円3,000円

学生参加者

 大会参加費懇親会
会員3,000円1,500円
非会員4,000円1,500円

当日参加申込み

参加費に発表論文集1冊が含まれております.

一般参加者

 大会参加費懇親会
会員4,000円4,000円
非会員5,000円4,000円

学生参加者

 大会参加費懇親会
会員4,000円2,000円
非会員4,000円2,000円

送金方法・送金先:下記まで郵便振替でお願いいたします.

ゆうちょ銀行 振替口座(旧郵便振替口座)

口座番号 00190-6-613671
口座名義 社会言語科学会研究大会

振り込み確認後,事前申し込みが完了となります.また,郵便振替払込金受領証をもって,領収証に代えさせていただきます.

大会当日には郵便振替払込金受領証をご持参ください.また,学会発行の領収証が必要な方は,大会受付にお申し付けください.

お振り込みいただけない場合は,当日参加申込みとなりますのでご了承下さい.

参加費および懇親会費の振り込みは,参加者本人の名義でお願いいたします. 懇親会参加の決定,参加費・懇親会費の支払いは当日でも可能ですが,できるだけ事前の申込みをお願いいたします.

事前に振り込まれた金額に間違いがあった場合には,大会委員会から個別にお知らせし, 返金または追徴金の手続きを取らせていただきます. 振込手数料は申込者負担となりますので,あらかじめご了承ください.

上記の口座は研究大会専用の口座です.誤って学会費を振り込まないように お願い致します.誤って入金されたものの返金処理は大会終了後となりますので,お気をつけ下さい.

キャンセルについて

  • キャンセルの場合には,メールで大会ヘルプデスク(jass-desk[at]bunken.co.jp [at]を @ に変えて下さい)宛,締切期日までにお申込みください.
  • 参加費および懇親会費のキャンセル申込締切は2010年8月22日(日)24時(日本時間)です.振込手数料を差し引き,全額返金いたします.締切期日以降のキャンセルに対しては返金はいたしません.

プログラム

第1日目 9月4日(土)

9:30-受付開始〔共通教育管理講義棟B棟1F入口付近〕
10:00-開会
10:00-12:15口頭発表1~4〔共通教育管理講義棟 B棟〕
<セッション1>〔B107〕
<セッション2>〔B108〕
<セッション3>〔B207〕
<セッション4>〔B208〕
12:15-13:20昼休み(理事会)
13:20-13:30開催校ご挨拶〔共通教育管理講義棟 B棟 1階大講義室〕
13:30-15:00招待講演〔共通教育管理講義棟 B棟 1階大講義室〕
異文化間教育学の成立過程と存在意義について
―その学際性に焦点を当てながら―

講演者:佐藤 郡衛(東京学芸大学教授・副学長)
司会:野山 広(国立国語研究所)
15:10-16:25ポスター発表(1)
16:35-17:40口頭発表5~8〔共通教育管理講義棟 B棟〕
<セッション5>〔B107〕
<セッション6>〔B108〕
<セッション7>〔B207〕
<セッション8>〔B208〕
18:00-懇親会〔学生交流棟1F カフェ&レストラン「宙(Sora)」〕  

第2日目 9月5日(日)

大会2日目については,生協等も含めて一切の店が開いておりません.
恐縮ですが,お昼のお弁当等については,持参することをお勧めします.

9:30-受付開始〔共通教育管理講義棟B棟1F入口付近〕
10:00-12:20ワークショップ(1-4)
12:20-13:20昼休み(各委員会)
13:20-13:50総会〔共通教育管理講義棟 B棟 1階大講義室〕
14:00-15:15ポスター発表(2)
15:25-16:30口頭発表9~11〔共通教育管理講義棟 B棟〕
<セッション9>〔B107〕
<セッション10>〔B207〕
<セッション11>〔B208〕

口頭発表

9月4日(土)

セッション1
10:00-12:15 【会場:B107】
司会 中野 敦(国際文化フォーラム)

10:00-10:30ものの受け渡しを可能にする相互行為的条件
高田 明,嶋田 容子(以上,京都大学)
10:35-11:05どのようにして,なぜ,二人で一つの物語を共創できるのか
―場の理論による課題解決型談話分析と解釈―

植野 貴志子,井出 祥子(以上,日本女子大学)
11:10-11:40課題解決型話し合いにおける多人数参加者の相互行為
―第三者的な立場の参加者に注目して―

星野 祐子(お茶の水女子大学)
11:45-12:15社説におけるハズワナイ文とハズガナイ文の研究
―その構造と意味,文脈における機能,効果の相違に関する一考察―

大水 利之(杏林大学)

セッション2 10:00-12:15 【会場:B108】
司会 高木 千恵(関西大学)

10:00-10:30化粧品広告ディスコースにおける情報の伝達様式について
―日中化粧品広告の対照分析から―

臧 薇(九州大学)
10:35-11:05継承語教育を考える―日本生まれの中国帰国者の子どもたち
高橋 朋子(大阪大学)
11:10-11:40近代和製漢語における中国古典からの転用語に関する研究
王 燦娟(九州大学)
11:45-12:15日本と中国におけるクレーム交渉の談話の対照研究
―客とサービス関係者のストラテジーを中心に―

胡 敏男(九州大学)

セッション3 10:00-12:15 【会場:B207】
司会 増田 将伸(甲子園大学)

10:00-10:30ターン開始要素に関する研究(2):「だから」による語り手性の維持
平本 毅(立命館大学)
10:35-11:05多人数会話におけるturnの割り込みについての考察
―日本語母語場面と中国語母語場面の対照研究―

劉 佳珺(名古屋大学)
11:10-11:40言いさし文とモダリティ
―接続助詞「ケド」で終わる文を中心に―

林 茜茜(杏林大学)
11:45-12:15語りにおける言いきり
―行為の完結を示す役割に注目して―

杜 長俊(筑波大学)

セッション4 10:00-11:40 【会場:B208】
司会 本田 明子(立命館アジア太平洋大学)

10:00-10:30若者ことばにおけるぼかし表現
―20代の大学生の自然会話を中心に―

陳 一吟(九州大学)
10:35-11:05携帯メールにおける会話終結部の定形化:
携帯メールにおいて「会話の終了」はどのように達成されるか

久保田 ひろい(千葉大学/日本学術振興会)
11:10-11:40日本人女性の出産体験談における恩恵補助動詞「~てくれる・もらう」の
直接的/間接的指標的意味:時代と家族形態の変化を考慮にいれて

岡本 多香子(日本女子大学)

セッション5 16:35-17:40 【会場:B107】
司会 須藤 潤(立命館アジア太平洋大学)

16:35-17:05グループホームでの介護者間の身体表現を産み出す環境
―カンファレンスにおける語り―

細馬 宏通,中村 好孝,城 綾実(以上,滋賀県立大学),吉村 雅樹(京都工芸繊維大学)
17:10-17:40日本語会話における視線の機能再訪
―日本語の「遅れた投射性」と視線の関係―

中村 香苗(淡江大学)

セッション6 16:35-17:40 【会場:B108】
司会 筒井 佐代(大阪大学)

16:35-17:05上方向空間表現の意味拡張に見る認知の相違
―上方向以外の空間概念と時間との関連―

嚴 馥(大阪大学)
17:10-17:40言語を社会知と看做すとはどういうことか:
新たな理論的枠組み構築のための整理

吉川 正人(慶應義塾大学/日本学術振興会)

セッション7 16:35-17:40 【会場:B207】
司会 小西 いずみ(広島大学)

16:35-17:05語末位置における有声性の‘不完全中和 (incomplete neutralization)’に関する一考察
―ロシア語を事例として―

松井 真雪(広島大学)
17:10-17:40地域社会における共通語化の実態
―共通語化の様相はガットマンスケールを成すのか―

阿部 貴人(国立国語研究所)

セッション8 16:35-17:40 【会場:B208】
司会 西尾 純二(大阪府立大学)

16:35-17:05行為の授受表現による人間関係の距離の維持と親密性表示の両立
―「です・ます」使用時の「依頼」の場面を例に―

横倉 真弥(名古屋大学)
17:10-17:40謝罪表現の日中対照研究
―言語表現の観点から―

紀 偉(青島農業大学)

9月5日(日)

セッション9 15:25-16:30 【会場:B107】
司会 阿部 新(名古屋外国語大学)

15:25-15:55日本人英語学習者の理由表明能力の発達
―初対面会話におけるbecauseの使用から―

山本 綾(豊橋技術科学大学)
16:00-16:30英語能力に対する自己診断アンケート結果,標準化テスト結果及び語彙サイズの相関
高橋 幸,細越 響子(以上,京都大学),井ノ上 憲司(長崎大学)

セッション10 15:25-16:30 【会場:B207】
司会 松尾 慎(東京女子大学)

15:25-15:55“Do you have a girlfriend?”
―高校生の「メタ教師談話」と学校生活―

榎本 剛士(芝浦工業大学)
16:00-16:30乳児-養育者間,乳児-兄姉間のインタラクションにおける発声の重複
嶋田 容子,高田 明(以上,京都大学)

セッション11 15:25-16:30 【会場:B208】
司会 岩田 一成(広島市立大学)

15:25-15:55日本語談話環境とストラテジー
―母語話者接触の少ない海外日本語学習環境の会話から―

吉田 睦(筑波大学)
16:00-16:30待遇行動の構造とはなにか
―TwoStepクラスタ分析による価値と言語表現の使い分けの検証―

稲垣 亮子(愛知淑徳大学)    

ワークショップ

9月5日(日)10:00-12:20

ワークショップ1〔共通教育管理講義棟B棟 107〕  精神障害とコミュニケーション
―会話場面から見えてくるもの―

企画者・話題提供者:榎本 美香(東京工科大学)
話題提供者:串田 秀也(大阪教育大学),小谷 泉(筑波大学/社会福祉法人木犀会ケアステーションコナン) ,松嶋 健(京都大学)
ワークショップ2〔共通教育管理講義棟B棟 206〕言語的均質性の彼方に
―国語に消されたことばとの出会い―

企画責任者:松尾 慎(東京女子大学)
参加者:ハインリッヒ,パトリック(獨協大学),下地 理則(群馬県立女子大学),岡 典栄(一橋大学),オストハイダ,テーヤ(関西学院大学),浜田 麻里(京都教育大学),岩田 一成(広島市立大学),布尾 勝一郎(海外技術者研修協会)
ワークショップ3〔共通教育管理講義棟B棟 207〕日本語談話の発想と表現
企画責任者:沖 裕子(信州大学)
参加者:姜 錫祐(韓国カトリック大学),趙 華敏(中国北京大学), 西尾 純二(大阪府立大学)
ワークショップ4〔共通教育管理講義棟B棟 208〕 東アジアの言語使用からみた対人関係調整上の志向性
―日・中・韓・モンゴルの「ほめ/けなし」場面を中心に―

企画責任者:金 庚芬(明星大学)
参加者:関崎 博紀(筑波大学),塔 娜(内蒙古師範大学),陳 臻渝(中国国立華僑大学)

ポスター発表

セッション1
9月4日(土)
 15:10-16:25
【会場:言語文化研究科棟 2階 大会議室】
司会:松丸 真大(滋賀大学)

P-01日本語の雑談における報告の聞き手が開始する問題解決の連鎖
高井 美穂(大阪大学)
P-02登場人物になりきる発話の繰り返しと連鎖の構造
山本 真理(北海道大学)
P-03異なる媒体における「QA」の文体的特徴
―書籍とWebを比較して―

田中 弥生(国立国語研究所)
P-04一度終わった発話の再開
伊藤 翼斗(大阪大学)
P-05「慰め」の言語行動分析
―親しい友人間の会話における談話開始部に注目して―

北口 信幸(大阪大学)
P-06マナー本からみた女性に対する言語規範の変化
増田 祥子(大阪府立大学)
P-07会話参加者間のフェイスのバランスをとるツールとしての否定的評価の発話
関崎 博紀(筑波大学)
P-08中学校数学教科書の語彙分析
―JSL生徒のための教科書理解を目的とした指導教材作成のための分析―

阿保 きみ枝(一橋大学)
P-09話し手は誰に向けて話をしているのか?
―体験を共有した2人が未体験者に話す場合―

城 綾実,細馬 宏通(以上,滋賀県立大学)
P-10野球の声援の規則を探る
押田 眞介(埼玉大学)
P-11「~てさしあげる」に見られる対人意識に関する考察
―映画・ドラマにおける使用例の分析から―

任 麗潔(早稲田大学)
P-12実演と笑いによる語り連鎖
須賀 あゆみ(奈良女子大学)

セッション2
9月5日(日)
 14:00-15:15 【会場:言語文化研究科棟 2階 大会議室】
司会:オストハイダ,テーヤ(関西学院大学)

P-13対人コミュニケーションの現場におけるフッティングの役割についての一考察
―背景の異なる日本語話者二者間の初対面会話のケーススタディ―

中原 京子(大阪大学)
P-14「生活場面で必要となる日本語書きことば」データに対するコミュニケーション機能の付与
―4種類の交渉場面に関する文章を対象として―

吉田 さち,野原 ゆかり,森 篤嗣,宇佐美 洋 (以上,国立国語研究所)
P-15立命館日本語会話コーパス :話者,文法,音声,非言語情報付きコーパス
―使用一例としての自然会話に現れた終助詞・視線・性別による分析―

田中 良,波多江 優子,加藤 理恵 (以上,立命館大学)
P-16インド人ビジネス通訳者の養成に関する基礎研究
―プネーの日本語学習者を対象に―

近藤 彩(政策研究大学院大学),金 孝卿(国際交流基金),Ashwini Sathaye(政策研究大学院大学/国際交流基金)
P-17非母語話者との接触場面において母語話者の「確認チェック」と「共同発話」に接触経験が及ぼす影響
柳田 直美(早稲田大学)
P-18言語サービスとしての「やさしい日本語」の新たな活用法
―翻訳のソース言語としての可能性に注目して―

WOO Wai Sheng(大阪大学)
P-19在中日系企業における呼称に関する一考察
―在中日本人を対象に―

孫 蓮花(東京大学)
P-20「日本語学習者による日本語/母語発話の対照言語データベース」へのタグ付け
―コミュニケーション研究に対する多様な応用のために―

野原 ゆかり,吉田 さち,森 篤嗣,宇佐美 洋(以上,国立国語研究所)
P-21「共‐成員性」の可視化手続きとしての「ゴシップトーク」
―外国人留学生と日本人学生の初対面会話に注目して―

今田 恵美(大阪大学)
P-22日本語母語話者と非母語話者による小集団の話し合いの談話構造
―発話交換構造を枠組みとして―

田崎 敦子(東京農工大学)
P-23SNSを利用したピア・レビュー活動による韓国人日本語学習者と日本人韓国語学習者の「学びの共同体」の構築
鄭 惠先(北海道大学)
P-24韓国の中学校で用いている日本語の教科書にみられる言語習慣・言語行動に関する記述について
齊藤 明美(翰林大学)